リピーターを増やすまで
リピーター、つまりチャットの部屋に日常的に来てくれる常連さんをつくるには、
最低でも1ヶ月以上の時間が必要となります。相手の男性をお客さんとしてだけ
考えたり、一人でも多くのお客さんがチャットに入室すればお金になるという
考えだけで仕事をしていると、場合によっては男性にその意図が
伝わってしまうことで、リピートしたくなるようなチャットにつながらなくなって
しまいます。それでは、身もふたもありません。むずかしいことですが、
まずは男性のお客さんの友達を作ることから始めてみて下さい。
チャットレディでオンラインになっていると様々なお客さんが
いらっしゃると思います。入ってきてすぐいなくなる人、入ってきて何も
話さないでジーっとしてる人、入ってきて自分のことをひたすら話している人、
また話していてもお互いに何となく違うなと感じる人など、そういった人を
時には複数人相手にしなければいけない場合もあるということを
理解しておいて下さい。
数ある男性の中で自分とのチャットが居心地がいいと感じるリピーターに
なりえる人は全体の約1〜2割と考えて下さい。なぜそんなに少ないのかを
説明します。
男性も女性も大抵チャットをする時間帯の多くは夜になりますが、その時間帯に
リピーターとなるお客さんが集中することになります。
お客さんが何人もチャットに入室してきて、一緒にワイワイ楽しむチャットを
パーティチャットという呼び方をしますが、たいていの場合、一人の男性と会話を
していると、その話に入ってくる方もいますし、秘密でメッセージを
投げてくる方もいたりして、自分が誰と何の話をしているのかを見失うことさえあります。
器用な方はどの人とどんな話をしているのかをリアルタイムに切り分けながら
チャットをされますが、ほとんどの方は、最初に会話していた男性との話を
メインにチャットの内容を進めると思います。
つまり、パーティチャットだと参加された男性全てをリピーターにさせる
ということは、とても難しいということになります。例えば、アイドルの
握手会のようにファンが整列して順番どおりに握手したり、話したりするのなら
可能ですが、チャットではテキストを打った内容に返事をする場合はどうしても
回答が遅れてしまったり、できなかったりする場合があるためです。
一方で、お客さん側とすれば当然、お金を払ってチャットの時間を
楽しんでいるわけですから、常にその対価を感じながら利用していることに
なります。しかしこの矛盾を紐解いた上で、一人でも多くのお客さんに
リピートしていただくために、日々チャットレディのみなさんは
努力をされている部分でもあるのです。お客さんが楽しかった、また
来たいなと思わせることがリピート客をつくる第一歩となります。
そのためには、チャットで楽しく過ごしながらも良いお客さんとそうでない
お客さんを見極めなければならないのです。アダルトチャットともなれば、さらに
その関係性から男女の複雑な気分にさえ思うこともあると思います。
女性の立場からすれば、ある程度話して相手を知ることからはじめて、
相手のモノの考え方や言い方、癖などをチャットの言葉からある程度
感じ取ることが重要になってきます。
チャットレディという仕事を考えてみると、常に機転がきくかどうかの
アドリブ能力が試されるわけですが、今日は話したくない、エッチな会話も
したくない、または体調がよくないなどの理由で、これ以上続けたくないなんて
途中で辞めてしまう人もなかにはいるようです。
この仕事を長く続けるコツとして、まずは収入よりも第一目標をお客さんと
仲良くなることに定めれば、狙ったお客さんを次々に次回の約束を自然と
取りつけられるようになったりして、収入がついてくるということが
稼げるコツにもなりうるのです。つまりリピーターを増やすには、いろいろな
お客さんを相手にしてみて、自分に合うお客さんを見つけるための時間を割く事が
一番の近道なのかもしれないです。
アダルトチャットでは裸をさらけ出している代わりにその対価となる報酬を
もらっているという考え方は間違いではないものの、そのような心構えであれば、
チャットレディの仕事はお勧めしません。
キャバクラの体験入店でも高収入という文字につられて来る人の7割近くが
体験入店で、カラダを触られり、セクハラ発言に耐えられないと長く
続かないことがあるようですが、キャバクラの業界にも最低限のマナーが
あって成り立っているビジネスなので、その業界がどこまで許されているのかを
把握した上で、自分ができることとできないことを見極めることも
重要となります。